秋山家のネタ

秋山家には、方々にネタが転がっているので、適当にダベってみる。
ただし優花里のコレクションに関しては、そこまで戦車に詳しくないのでパス。

1.店内

客待ちをしている秋山夫妻。
新聞を眺めている淳五郎に対して、好子はウトウトしている。


その頭上には、戦車と店舗(開店当時?)のモノクロ写真。
その右にある棚の上には、『修了証書』と読めなくもない何かと、少女を写した写真。


身に着けている制服は、大洗女子学園のそれっぽいし、天然ウェーブらしき髪型は優花里に似ている。

ただ、店頭に娘の写真を、免状だか賞状だか何だかと並べて飾る意味があるのか。
しかも、なぜかモノクロ写真。
さらに、少女の後ろにある箱様の物が、現在の優花里の部屋には見当たらない。

それらを考慮に入れると、写真の少女が優花里である可能性は小さい。

ところで〔エンサイクロペディア〕の『秋山好子』を見てみると、
 理髪店内に飾られた写真を見るに、若い頃は彼女も戦車道の選手だったのかも知れない。
と特定しているのだが、その根拠となるモノを見つけることが出来なかった。

もし『モノクロだから熟女の好子』というだけの根拠だとしたら、好子の母=優花里の祖母』の可能性もある。
というか、好子は明らかに私よりも年下なので、現実世界における『モノクロ⇒カラー』の移行期を考えると、彼女が高校生の時には、カラー・フィルムが当たり前になっていたはずだから、むしろ祖母説の方が有力だろう。


2.お母さんも舞い上がってた

みほたちが優花里の友だちと聞いて舞い上がったのは、父・淳五郎だけではない。
 

みほたち4人を優花里の部屋に入れると、母・好子は菓子を持って入室し、


舞い上がったままの淳五郎を追い返し、


優花里に友人がいなかった事を暴露した後、


明るい笑顔を残して去って行く。


その姿を見送る4人の内、麻子だけは浮かない顔をしている。


これは第7話への伏線なんだが、テーブルの上をよく見ると、


といった具合に、飲み物がない。

見たところ、菓子の種類はブルボン・ルマンドに代表される、個別包装のクッキーのようだが、あれらを水分なしで食べると、けっこうパサつく。
何回か咀嚼したところで話しかけられた時、うかつに返事をすると、口から粉砕されたクッキーが放出される。
何かの拍子で細かいカケラが気管の方に入った場合、水分がないと結構な地獄だ。

もちろん普段の好子なら、意識せずとも、お茶菓子に飲み物を添えて出すだろう。

というわけで、彼女も冷静を装っていただけなんでした。


3.西住殿のためにサボりました!

優花里以外のAチームメンバーが、秋山家を訪問する前のシーン。

  秋山さん、結局練習に来ませんでしたね。
 みほ メールは返ってきた?
 沙織 ぜんぜん…電話かけても圏外だし。
  どうしたんでしょう…


そこで心配して秋山家を訪問した4人に、母の好子は、
 好子 優花里、朝早くうちを出て、まだ学校から帰ってないんですよ


で、『2.お母さんも舞い上がってた』を経て、優花里の「ただいま〜!」に繋がるわけだ。


最初に、このやり取りを見た時、優花里は放課後に大洗女子学園艦を抜け出してサンダース学園艦に潜入し、諜報活動を行って脱出、帰りのコンビニ船の中で仮編集を――という流れかと思ったんだが、それでは時間が全く足りない。

で、何回か見ている内、優花里が帰宅したシーンに、興味深いモノが映っているのに気づいた。


分かりやすい別角度から見てみると、


つまり優花里は、制服を家に置いたままでスパイに出かけたのだ。

しかし、さっきも書いたように、放課後からでは時間が足りない。
という事で、この日の優花里の行動は、概ね次のような感じになるのだろう。

 学校へ行くため、朝早く家を出る(証言者:秋山好子)
  ↓
 どこかで時間稼ぎ(コンビニなどで足りないものを調達?)
  ↓
 秋山理髪店開店後(朝8時過ぎ?)に家へ戻り(※)、制服をサンクスのものに着替えて再出発
  ↓
 サンダース大付属で諜報活動
  ↓
 帰りの船中で録画データを編集
  ↓
 無事に帰宅、スパイ動画をみほに渡す
(※)両親に帰宅を知られないためには、彼らが仕事場に入るのを待つ必要がある

だとすれば、優花里は学校をサボってスパイに赴いたわけだ。

まあ、ちょいと考えれば分かる事なんだが、それでも私は、それに気づくまで結構な時間を要した。
なぜなら、Aチーム4人組の下校シーンで、「秋山さん、結局練習に来ませんでしたね」と華が言ったのを、
「学校には来たけど練習は休んだ」と勝手に解釈していたからだ。
(好子の「朝早くうちを出て〜」が、効果的だったとも言えるかな)

ところで、制服が掛かっていたタンスは、部屋のドアの正面だ。
という事は、お菓子を持って入室した時、好子の目にも入ったはずだ。
とすると、この日の夜、母娘の間でどのような会話が交わされたんだろう。

「学校をサボるなんて、何を考えてるの!?」という事はあるまい。
一緒に笑って一緒に喜んだ上で「今度からは、もう少し慎重に」とアドバイスするぐらいか。

もっとも、窓から帰宅した理由を問われた優花里が、
 「こんな格好だと父が心配すると思って」
と答えている事から、好子には伝えてあったのか。

あるいは、学校は途中で早退し、その足でスパイ活動に赴いたのかもしれない。
すると、着ていた制服はリュックの中に入れる事になるため、当然ながら皺だらけになる。
そこで洗い替えの制服を出しておいた、とも考えられる。


と書いた約1ヶ月後。

モブの絵を何となく見ていたら、スパイ動画の冒頭の絵にヒントが隠されていた。


この影の長さと、辺りを照らす日光の色から、ビデオが撮影された時刻は午前中と断言できる。
したがって、もし優花里が学校を早退したのだとしたら、朝のホームルーム終了後か、遅くても1時限目終了後。
いずれにせよ、コンビニ船の運航時刻に合わせて行動した事は、間違いないだろう。

どうでもいい話なんだけどね。


――以上、好子さん特集でした。









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